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グローバル化について考える(1)

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グローバル化について考える(1)

グローバル化している知財、グローバル化をしたい経営

知財はグローバル化しています。知財(特に特許)は世界基準という考え方をします。

 

世界基準とは、「日本では新規性や進歩性があっても他の国に行くとすでに知られている技術は特許として認めない」、というものです。

 

また、PCT出願と言って、一つの特許出願で同時に全世界に出願したとみなされる制度もあります。そのうち、日本で特許化された発明は他の国でも特許として認められることになる時代が来るかもしれません。まさにグローバルな時代となっているわけです。

 

一方、「経営はグローバル化している」と言われていますが、ここでいう「グローバル」の意味は少し曖昧なようです。
そもそも「グローバル化」とか「国際化」という言葉は30年以上前から頻繁に使われていて、依然として「我社はグローバル化しなくてはいけない」などと言っているのを聞くと「今さら何を言っているの」と感じます。おそらく、日本という国の特殊性によって「グローバル化」がしづらいのかなとも思います。

 

グローバル化とは

 私が以前勤めていた企業は色んな意味で「グローバル化」していました。本社はアメリカにありましたが、世界をリージョン(地域)ごとに分け、リージョンごとにヘッドクオーターを設けていました。そして、各国に営業所と、場合によっては工場を立てて全世界規模で事業活動を行っていたのです。私がいた事業部は日本の企業にOEM生産をしてもらっていましたが、新製品が出るとアメリカ、台湾、韓国、東南アジア、インド、フランス、ドイツ、イギリスなど世界中に製品紹介を行って販売をしていました。
各国に営業マンがいたので、「世界的な営業網があるのは製品を販売するのに非常に便利だなぁ」と感じたものです。

 

しかし、グローバル化はアメリカ企業のみならず、日本の企業でも進んでいるはずです。各地に営業所があり、場合によっては工場があり、世界中に製品を販売している企業は珍しくありません。しかし、グローバル化で悩んでいる企業が多いのも事実のようです。ある企業の方は次のように言っていました。
 「見せ掛けの現地化ではなく、現地人が自身で事業自体を考える体制構築へのヒントが欲しい。」

 

見せかけの現地化

 なるほど。「見せ掛けの現地化」が何を意味しているのかわかりませんが、「現地人が自身で事業自体を考える体制」が欲しいということなのでしょう。

 

おそらく、日本人と現地人とのモノの考え方、感じ方、行動の仕方などが違うために色々と悩んでいると思われます。でも、このように考えるのって、おそらく日本人だけかもしれません(世界中の人をすべて知らないので推測ですが)。少なくとも、私が付き合っていたアメリカ人はこう考えます。

 

 「俺の言うとおりにしろ、結果を出せ、
でなきゃクビだ。」

 

なんか、何処かの国の大統領のようですが、基本彼らのスタンスは自分の意見押し付けです。つまり、アメリカ流グローバル化とは、私の知る限りですが、現地のアメリカ化であり、自分の意見の押し付けなのです。でも、それでも結構うまくやっているのは、アメリカ人の考え方が現地(ヨーロッパ、中国、東南アジア、インドなどなど)の人々に受け入れやすいからでしょう。

 

長くなったので一旦ここで切ります。
続きは次回に。

 

著者

座間

座間 正信 / 株式会社アイピーアトモス
企業の強み、市場の機会、アイデアに関する特許情報、市場における類似商品、今後の成長分野など幅広い視点から儲かる商品開発のアドバイス

 


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