【研修プログラム】
全社一丸で業績目標の達成を目指す1
管理職向け「利益思考力」を高める研修
規模の大小を問わず、企業が今後生き抜いていくためには、高収益企業への脱皮が必須です。
しっかり利益を上げてこそ財務内容が健全となり、賃上げや新規事業チャレンジも可能となります。
そのためには、会社を回す要である部門長・管理職の「利益思考力」、すなわち、「原価低減+αの利益を獲得する力」を強化することが重要です。部門長・管理職は、経営資源を効率良く運用し、自らが担当する部門を管理し、成果を出していくことが求められます。
本研修では、利益が生まれるメカニズムと利益を生むための具体的な方策について学びます。さらに、自部門の業績管理を行って成果を測定し、改善に向けた対策を立て、PDCAを回す考え方を習得します。
部門長の「利益思考力」を高め、高収益企業に向けて、持続的な成長を目指しましょう。
【対象】
部門を管轄する部門長、管理職、マネージャーなど
【研修の到達目標】
1.利益が生まれるメカニズムと利益を生むための具体的な方策を理解する。
2.固定費・変動費分析など管理会計の基本を理解する。
3.単価アップに向けた顧客提供価値の高め方を理解する。
4.業績改善のための部門別、顧客別の収支分析手法を理解する。
5.成果を高めていくためのPDCA手法を理解する。
【研修プログラム】
1.利益が生まれるメカニズムについて
・会社の成り立ち
・貸借対照表(BS)と損益計算書(PL)
・財務会計・税務会計・管理会計の違い
・会社のお金の流れ(BSとPLのつながり)
・利益の種類(PL)
・限界利益とは
・変動費、固定費と限界利益の関係
・黒字の状態と赤字の状態
・演習:赤字事業の撤退判断
・売上の計上方法と利益の関係
・最も利益感度が高いのは「単価アップ」
2.顧客に提供すべき価値と利益創出の方策について
・利益を確保するための自社のポジションを理解する
・差別化の2つのポイント
・利益を生むための4つの方策について
・価格設定の考え方
・価格の上限・下限
・顧客提供価値の向上による単価アップ
・顧客提供価値における「機能的価値」
・BtoCビジネスで重要な「感情的価値」と事例紹介
・BtoBビジネスで重要な「経済的価値」と事例紹介
・演習:事例企業の顧客提供価値の分析
・利益を生むための具体的方策の紹介
3.成果を追及するための業績管理について
・業績管理とは
・演習:なぜ業績管理が必要なのか
・顧客別、部門別分析が業績管理の基本
・部門別の業績管理の手法
・顧客別の業績管理の手法
・演習:事例企業の収支分析
・業績改善の施策と業績向上の着眼点について
・成果を上げるためのPDCAの回し方
・まとめ
【費用】
20万円+消費税
【参加人数】
4名〜25名程度
※公開講座ではありません。企業単位でお申し込み下さい。
米澤 裕一 / 合同会社バリューアップ
青山学院大学卒業後、キヤノン販売(現キヤノンMJ)に入社。「絞り込み・一点集中・ニッチ分野NO1」のランチェスター戦略に着目し、ランチェスター戦略を自ら実践して、入社4年目に社長賞を受賞。以降30年間で2000社以上の中小企業経営者と面会し、景気に左右されない利益体質の会社の特徴を熟知する。経営コンサルタントとして独立後、補助金を活用した資金調達やボトルネックの改善によって、200社以上の利益改善に貢献している。現在、1社でも多くの中小企業が黒字になることを目指して活動中。近著「小さな会社の儲けの仕組みの教科書」(クローバー出版)。