関心の高い【事業再構築促進補助金】 公募はいつか？
なんだか補助金に関する行政の行動が遅れているような気がします。
ものづくり補助金第5次募集は2月2日から19日までが電子申請の入力期間となっていましたがこの原稿を書いている2月9日になっても入力できず、ものづくり補助金サイトでは「5次締切の電子申請開始を延期します。準備が整い次第ご案内しますので今しばらくお待ちください」というメッセージが一週間でたままです。
さらに、非常に関心の高い事業再構築促進補助金ですが、なかなか具体的な情報がでてきません。
この補助金の予算（令和2年度第3次補正予算）は1月中に可決されているので予定通り実施されると思います。しかし、現在事務局募集の説明会が9日に開催予定なので、補助金が公募開始となるのは3月に入ってからの可能性が高いです。
事業再構築促進補助金のPR資料でまず目につくのは次のフレーズです。
「事業の再構築に挑戦する皆様へ」
「ポストコロナ・ウィズコロナ時代の経済社会の変化に対応するための企業の思い切った事業再構築を支援」
要するにこれまでのビジネスをそのまま続けていくのでは立ち行かなくなってしまうため、「コロナに打ち勝つ」あるいは「コロナに対応する」新しいビジネスを始めようとする企業を応援するという趣旨のようです。
そして、「①新分野展開・業態転換」「②事業・業種転換」「③事業再編」それらの取組みを通して規模拡大を目指す企業を支援、となっていますのでこれまでの延長線じゃない事業計画の作成が必須であるということがわかります。
また、申請のための条件として以下の３つが発表されています。
①申請前直近6カ月間のうち任意の3カ月の合計売上高がコロナ以前の3カ月と比べて10％以上減っていること
②認定経営革新支援機関や金融機関と一体となって事業再構築に取り組むこと
③事業計画期間内に付加価値額の年率平均が３％以上増加すること
さらに緊急事態宣言特別枠というものがさらに創設されました。次の説明があります。
上記①～③に加えて、緊急事態宣言に伴う飲食店の時短営業や不要不急の外出・移動の自粛等により影響を受けたことにより令和3年1～3月のいずれかの月の売上高が対前年または前々年の同月比で30％以上減少していること
（補助額）
従業員数5人以下：100万円～500万円
従業員数6～20人：100万円～1000万円
従業員数21人以上：100万円～1500万円
（補助率）
中小企業：３／４
中堅企業：２／３
これらは、「規模に応じた支援を」という声が出ていることに対応したものだと思います。
詳しくは、3月にセミナーを予定していますので、そこで解説をします。
著者
座間 正信 / 株式会社アイピーアトモス
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