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『記述統計と推測統計』

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『記述統計と推測統計』

記述統計は、収集したデータの統計量(平均、分散など)を計算して分布
を明らかにすることにより、データの示す傾向や性質を知るものです。

 

推測統計は、採取したデータ(標本やサンプルとも呼ぶ)から母集団
(全体のこと)の性質を確率統計的に推測するものです。

 

通常、時間やコストの関係で全数検査は無理なので、推測統計が用いられる。
よって、実際の世の中ではこの手法がものすごく重要になる。奥深い内容である。

 

まずは、誤差から始めよう!  

 

誤差=測定値−真値

 

しかしこの式は、ちょっと変だと思いませんか?
普通は、真値がわからないから測定するんですよね。つまりこのままでは、この式は使えないということになりますね。

 

とうことで、この式中の真値を真値らしき値(真値のかわりに使うとこができる値)
に置き換えます。これにより、誤差(error)を残差(residual)という言葉に置き換え

 

式を書き直すと  

 

残差=測定値−真値らしき値

  

 

になります。真値らしき値としてよく用いられるのが平均値です。
よって上式は、  

 

残差=測定値−平均値  

  

 

になります。

 

残差という言葉は、理工学のような応用的な分野(応用科学的な分野と呼んでおきましょう)で使用されることが多く、数学などの基礎的な分野では、偏差という言葉が使用されることが多いようです。
偏差という言葉を使うと  

 

偏差=測定値−平均値

  

 

になります。 今回はここまでにしておきます。

 

小林 英男 

/ 博士(工学)/技術コンサルタント

 

理論と経験の両方を蓄積してきています。
世界でどこもなしえていないテーマでも積極的に技術指導させて頂いており、世界初の実績も多数出してきています。
このとき、発生する特許などの工業所有権はすべてクライアント側に提供しています。

 

難解なこともわかりやすく解説する能力にたけていますので、技術コンサルティングのクライアント、技術セミナーの受講者から大好評を頂いております。

 

 

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