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大和言葉コーチング

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大和言葉コーチング

「日本語の単語には、漢語と外来語と大和言葉の3種類があります。」

 

最近何度かお会いしている社長さんに教えていただきました。

 

そう聞いて、有り体に申しますと「そうだったのか」、と恐れ入ってしまいました。

 

いささかも意識していませんでした。

 

漢語は中国から取り入れた言葉。
外来語は中国以外から来た言葉。
そして、大和言葉は日本固有の言葉。

 

ちなみに、「訓読み」が大和言葉だそうです。
(常識なのかもしれませんが)

 

 

漢語、外来語、大和言葉。
もちろん、どれを使っても良い。

 

けれども、

 

思い、考えを伝える上では、大和言葉が一番良い。

 

というのがその方のお話でした。

 

その方が用いた例をそのままですが、「生まれ育った土地」を表現するとき、

 

漢語では、故郷(こきょう)
外来語では、ホームタウン
大和言葉では、ふるさと

 

になります。

 

「故郷」や「ホームタウン」と聴いて頭に思い浮かべる光景は、人によって大きく違う。
他方、「ふるさと」では、その違いは比較的小さい。

 

そんなことをおっしゃっていました。

 

確かにそういわれると、私は「ふるさと」と言われたときにもっとも鮮明に頭に像が浮かびます。
そして、それは多くの方が思い浮かべる光景にも近いのかなと思います。

 

他方、故郷と言われると、あまり鮮やかに光景は浮かびません。
ホームタウンに至ってはそもそも何を指しているのか、一瞬考えないと浮かんできません。

 

経営者ですから、社員の皆さんとのコミュニケーションにはかなり心を砕いているはず。

 

いかに思いを共有できるかを考えた時、同じ情景を共有しやすい大和言葉は、確かに適する単語かもしれない。

 

そう感じました。

 

さて、そんな社長さんのおすすめにひとかたならぬ感謝をしつつ、プロコーチとしての宿命。

 

「問いかけ」の大和言葉

 

を探してみました。本やらネットやら。

 

ところが、これが見つからないのです。

 

例えば、「なぜ」の大和言葉は?

 

探してみると、そもそも本には疑問文の項目すらない。
(“仕事に使える大和言葉”なんて項目はあるのですが・・。)

 

昔の日本人はシャイなので問いかけをしなかったのか、それとも単に本の構成のせいなのか。

 

もしかすると、問いかけは役立たないと思われているのか。

 

 

「問う」ことを仕事にするコーチとして、大和言葉での疑問文深堀りするのも面白いかもと感じました。

 

極めたら、「大和言葉コーチング」なんてできるかもしれない。

 

そんな妄想をしながら、人生の先達に感謝した次第です。

 

※現在5名のプロコーチが集い、以下のブログを展開しています。

 

「コーチング・ガレージ」 https://ameblo.jp/coachinggarage2018/

 

私のほか、弁護士、中小企業診断士などがブログを執筆しております。

 

 

著者

塙健一郎

塙 健一郎 / 株式会社未来カ(みらいか)
渋沢栄一は「士魂商才」という言葉を残しています。欲は事業発展への必要条件かもしれませんが、その先にある本当の意味での満足感、幸福感は何から生まれるのか、それをクライアントの皆様と共に考え目指し、実りある関係を育んでいます。

 

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