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横田透の知恵の経営3

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横田透の知恵の経営 No.3

 

みなさん、こんちは。
今回も、引き続き、「知的資産」の特徴についてお話をします。

 

「知的資産」は、一般的な有形資産のように、誰かが使っていると他の人が使えないということはなく、みんなで同時に使うことができるという特徴があります。

 

例えば、有形資産である、会社の“車”、これをある人が使ってしまった場合、あなたは使うことができませんよね。
でも、やっかいなお客さんへの“対応ノウハウ”、これはみんなで共有できますね。

 

さらに、「知的資産」は、使えば使うほど、どんどん相乗効果を生んでいくという特徴があります。

 

例えば、先程のお客さんへの“対応ノウハウ”、これを社員で共有すればするほど、お客さんへの接客力サービスが全社的に向上しますよね。
言ってみると、「知的資産」は、サッカーのパス回しと同じです。
上手にパス回しを行う(=知的資産の連鎖)ことで、絶妙なシュートを放つことが(=高付加価値を提供)できるのです。

 

また、「知的資産」は、「強み」としてただ持っているだけではダメなんです。
大事なことは、「強みの賢い活かし方」なんです。

 

例えば、高度な基盤設計技術を持っていたとしても、その活かし方を間違えてしまうと、付加価値の低い、誰も買ってくれないような製品が出来上がってしまいますね。
その一方、上手に活かすことで、高いお金を払ってみんなが買ってくれる、高付加価値商品が出来上がりますね。
だから、「うちには、こんなに素晴らし技術がある!」ということに注目するのではなく、「うちでは、こんな技術をこんな風に活かせる!」、これに注目することが大事なんです。

 

実は、その活かし方、利益が大きい会社と小さい会社、大きな違いがあります。
利益が大きい会社には、特定部分だけを見ると、「なんでこんなに割に合わないことをやってるんだろう?」と思え、でも、全体のストーリーで見てみると、「なるほど、これは筋が通ってる!」と感心する、こんな特徴があります。
例えば、小さな会社には似つかわない、ものすごい高価な検査機器、でも、業界最高水準の検査機器を持っているとします。
これを、「高価な機器の保有」という部分だけを見ると、多額の減価償却額を発生させ、財務的にマイナス、よって、「不合理な判断(=金銭的に損)」になります。
でも、業界最高水準の検査機器を持っているということで、社員の自信につながり、お客さんからも、「そんな素晴らしい機器で検査してくれるなら、品質的には安心だ」と高評価を受け、結果的に、自社製品が高シェアを獲得できているなら、全体のストーリーでみると、「合理的な判断(=金銭的に得)」になりますね。

 

そうです、何事も、合理的(=金銭的な損得)に割り切ってしまってはダメなんです。
合理的なことは、誰でも思いつくのです。だから、結果的に、差別化になりません。
一方、不合理なことは、だれも真似しません。だから、差別化につながります

 

でも、不合理なことばかりでは、会社はつぶれてしまいすね。
だから、部分的には不合理でも、全体でみると合理的、これが本当に賢い会社の資産の使い方です。

 

「損して得取れ」でしょうか?

 

そして、これができるのが、「知的資産」という資産で、賢い活かし方ができるかどうか、まさにあなたの「知恵」次第です。

 

次回は、「知的資産」の賢い活かし方にヒントを与える、「ストーリー」の大切さについてお話をします。

 

横田 透 / つくば未来経営コンサルティング事務所

中小企業での現場経験がある中小企業診断士です!
「無形の強み」を見える化し、活用した経営支援を得意とします!

 

【お問い合わせ】
つくば未来経営コンサルティング事務所
代表 中小企業診断士 横田 透  
連絡先:090−4078−8137
メール:sppn8xp9@rice.ocn.ne.jp
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