用語説明・参考文献〜技術者のコストダウンに必要なキーワード


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ま行

用語 英語表記 説明 参照元
埋没原価 Sunk cost 「過去に支出された投資額のうち回収不能におちいった額。今後の行動決定に対して、関係のない費用を考慮の対象外におくことにより、比較検討を容易にするためのものである。」 JIS Z 8121
マスカスタマイゼーション Mass customization 「企業と顧客の何らかのやり取りから、製造または組み立て工程でカスタマイズされた製品を大量生産品と同程度のコストと価格で製造し、価値を生み出す戦略」。マーケティング、製造業、コールセンター、経営戦略論における用語で、コンピュータを利用した柔軟な製造システムで特注品を製造することを指す。低コストの大量生産プロセスと柔軟なパーソナライゼーションを組み合わせたシステムである。 ウィキペディア
見積原価 Estimated cost  事前原価計算により実際にかかるであろう原価を推定した原価である。見積原価の計算には概算見積、基本見積、詳細見積の三レベルの粗さがある。最も細かい粗さである詳細見積では見積価格×見積消費量によって見積原価を計算する。 技術者のための標準原価管理システム 橋本賢一著 日本能率協会マネジメントセンター 1994年
未来問題構造ツリー Future Reality Tree  TOCの思考プロセスで使うツールで、対立解消図で発想したアイディアを実現した場合に、新たな問題(UDE:Undesirable Effects, 好ましくない結果)が発生しないかを検証するためのツール。 「TOC革命 制約条件の理論」 稲垣公夫著 日本能率協会マネジメントセンター 1997年
魅力機能 Attractive function 製品の魅力を高めるための機能で、「見栄えを良くする」ためなどの働きをいう。魅力機能は、購入するかどうかに影響するパッケージングやデザイン、アフターサービスのような機能である。一般に製品機能には、使用機能と魅力機能がある。使用機能は、製品の存在価値を決める基本機能と、基本機能を達成するための補助的役割を果たす補助機能などである。
名義尺度 Nominal scale 観察される変数と数値を意味を持たずに対応させる分類基準である。たとえば、データをコンピュータで処理する場合、性別では男性を1、女性を2のように数値に対応させて入力する。これらの数値は性別を区別するために使われているだけで,重複さえなければ,男性を2、女性を1に割当ててもよい。つまり、ここでの数値は分類としての記号の意味をもつだけで、2は2より大きい、という数値としての意味は持たない。したがって,これらの数値を加えたり減じたりという計算は無意味なのである。 ウィキペディア
メソッドロス Method loss  非効率な製造方法によって発生しているロスのことで、使っている設備や治工具、その使用条件やそのレイアウトや作業手順などのまずさによって、いろいろなメソッドロスが発生する。バランスロス、干渉ロス、設備能力の違いによるロス、まずいレイアウトによる歩行ロスなどの総称であが、管理・監督者や作業者の製造管理上の実施効率ロスは含まない。 よくわかるムダとりの本 橋本賢一著 日刊工業新聞社 2008年
メディアン、中央値 Median  「観測値を大きさの順に並べたとき、ちょうどその中央に当たる一つの値(観測値の値が奇数個の場合)、又は中央の二つの値の算術平均(測定値の個数が偶数個の場合)」。代表値の一つで、有限個のデータを小さい順に並べたとき中央に位置する値。たとえば5人の人がいるとき、その5人の年齢の中央値は3番目に年寄りな人の年齢である。 ただし、データが偶数個の場合は、中央に近い2つの値の算術平均をとる。 JIS Z 8101
目的関数 Objective function   「目的達成の評価の尺度(たとえば総費用・利潤率・投下資本率など)が、関連する諸変量に対してどのような関係にあるかを示す式。」 JIS Z 8121
目的機能 Objective functions  システムに要求される役割が目的機能であり、その目的機能を達成するためには、技術に固有のメカニズムがある。それは基本的にはエネルギーの入出力関係(エネルギーの変換)として表される。 開発・設計段階の品質工学 田口玄一 日本規格協会 1988年
目的変数 Response variable  「実験結果を表す変数。応答変数とも言う」。予測の対象とする量を目的変数もしくは従属変数という。 JIS Z 8101
目標原価 Target cost  新製品の企画段階または既存製品の改良段階で開発・改良対象製品の目標とすべき原価である。見積原価計算の基本見積レベルと同一の方法で原価計算が行われる。 技術者のための原価企画  橋本賢一/小川正樹著  日本能率協会マネジメントセンター 1994年
目標原価の機能別割当方法 Functional assignment method of target cost  目標原価を「完成品目標原価→機能別目標原価→加工部品目標原価」と順次展開する割当方法である。 技術者のための原価企画  橋本賢一/小川正樹著  日本能率協会マネジメントセンター 1994年
目標原価の構造別割当方法 Structural assignment method of target cost  目標原価を直接構造物にブレークダウンして割当てる方法である。ほぼ構造が決まっていたり、技術進歩があまり顕著でない分野の開発設計、または、構造が比較的単純か類似性の高い製品、あるいは時間的制約がある場合にしばしば採用される。 技術者のための原価企画  橋本賢一/小川正樹著  日本能率協会マネジメントセンター 1994年
目標原価の割当方法 Assignment method of target cost  目標原価の割当方法は、機能別割当法と構造別割当法に大別できる。 技術者のための原価企画  橋本賢一/小川正樹著 日本能率協会マネジメントセンター 1994年
目標サイクルタイム Target cycle time 製品一個を加工するために必要な時間で、月間稼働時間÷月間生産量×稼働率の算式で求める。生産ラインの設計時などに使用する。
モジュール化 Modulation 新しい製品・部品を設計する場合、その全体構成や部品を新しく設計することなく、それぞれの要求機能に対してあらかじめ準備された製品・ユニット・部品・技術情報より適切なモジュールを選び、モジュールの組合せによって新しい製品を開発していく方法である。
モックアップ Mock-up 工業製品を設計する段階で製作される実物大の模型のことを言う。CADおよびCAMの発達により、コンピュータ内のシミュレーションでこれらの作業がデジタルに行われるようになり、従来のモックアップ製作と比べて大幅なコスト削減が実現している。

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